ゴスペルを始めた
無宗教なのに 昔から 教会が好き
何人かの牧師様とも話をしてもらった
旅先でふらりと立ち寄りたくなるのも その場所
一度、歌ってみたかった
気づいた
もっと深いところにあるもの
黒人の持つ歴史、苦渋の数々・・・バックボーン
アパルトヘイトという言葉を知ったとき
私のスクラップブックは それらの記事でいっぱいになった
さらに深まる想い
幼い頃からマイノリティなものが気になって仕方がなかった
アウトローなものにも心奪われた
強者と弱者
勝ち組と負け組
ポジティブとネガティブ
ノーマルとアブノーマル
富と貧
光と影
いつも後者が気になって仕方がなかった
両極があり成り立つものがほとんど
けど そこに優劣をつけるのは何故だろうと考えていた
価値観の押しつけ そして ステレオタイプ
この社会 この世の中で
後者は「劣」のレッテルを貼られる
納得できない自分がいた
そんなこんな想いが
ジャッジしない自分を作ろうと奮い立たせてきた
ゴスペルに出会って 自分のプロセスを振り返る
理屈ではない生への想いを感じ取る
世の中の価値観もステレオタイプも それが何だっていうんだろう
ただ おおいなるもの(それを神と呼ぶなら神だ)に
全てを託し ゆだね 受け取る
世の中が何を叫ぼうが 何を作為しようが
ただ 与えられた生を心豊かに楽しく精一杯生き切る
そう 私に いや
私の魂そのものに 歌い話しかけてくる
ゴスペルを始めた
そして
魂が動きはじめた